9月30日発行の人間・環境学会誌(MERAジャーナル)第43号に、諫川が執筆した原著論文が掲載されました。防潮堤の存在が、沿岸地域の住民の津波に対するリスク認知や備え、避難行動に一定の影響を及ぼしていることを防潮堤がある地区とない地区でのアンケート結果の比較によって明らかにした研究です。防潮堤が出来ても過信せず避難を徹底するよう伝えていく必要があることを示しています。

諫川輝之,横山ゆりか:防潮堤の存在が住民の津波リスク認知と避難行動に及ぼす影響―沼津市静浦の事例から―,人間・環境学会誌,Vol.22,No.1,pp.59-68,2019

学振特別研究員(PD)として東京大学にいた当時に静岡県沼津市静浦で市および自治会の皆様の協力のもと調査を行なったもので、横山ゆりか先生との共著です。