金沢工業大学の土田義郎先生からお声掛けをいただき、12月21日に同大学地域防災環境科学研究所が主催する「令和5年度 第9回IDESメンバーシップ講習会」において、「津波・水害に対する住民のリスク認知と避難行動」と題して諫川が講演を行ないました。

同研究所では、石川県内を中心とする建築・土木関連企業等の関係者を対象としたセミナーを毎月実施しているとのことです。今回は人間と環境の相互関係を扱う環境心理行動学的なアプローチから防災対策を考える意義を述べた上で、東日本大震災の前後に博士論文として取り組んだ津波避難に関する意識と行動の研究、および最近研究室で行なっている水害リスクと居住地選択に関する研究事例を紹介し、災害に対する人間のリスク認知や避難行動の傾向から効果的な防災対策につなげるための論点をお話ししました。

当日はオンラインで100名以上の方に視聴していただき、講演後は司会の土田先生から質疑をいただきました。これだけ多くの実務者の皆さんにお話するのは初めてでしたが、良い経験になりました。何かの参考になれば幸いです。

講習会の開催案内(金沢工業大学地域防災環境科学研究所のページへのリンク)

https://wwwr.kanazawa-it.ac.jp/ides/membership_seminar.html