担当教員は、環境心理学(環境行動論)をベースに、主に災害・防災の研究を行なっています。時々「環境心理学について学びたい!」という声を聞くのですが、講義内では十分お話する時間がとれないため、出版されたばかりのおすすめの書籍を紹介します。どちらも執筆に関わった本なので手前味噌ですが、興味のある方はぜひ読んでみてください。
都市・建築デザインのための人間環境学
(日本建築学会編,朝倉書店,2023)
『人間環境学―よりよい環境デザインをめざして』の全面改訂版です。建築・都市の環境デザインにおいて重要な人間心理・行動の基礎知識を解説しています。改訂に際して5章に「安全・安心・健康の人間環境学」という章を加えました。今日的な課題に対して環境心理学・環境デザイン研究からのアプローチのあり方を示しています。
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ワークブック 環境行動学入門:建築・都市の見方が変わる51の方法
(山田あすか・小林健治・村川真紀編,学芸出版,2024)
都市に暮らす人びとの生態をつぶさに観察する環境行動学の調査手法を学ぶワークブックです。前半が演習で、後半がそれに対応する解説という珍しい構成です。身近なテーマが満載で、楽しく実践的な内容になっています。
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