10月26日のプロジェクト演習の時間に、NPO法人防災・災害ボランティアかわせみ代表理事の谷岡康様をお招きし、世田谷の防災ジオラマ制作ワークショップを行ないました。谷岡様は河川工学がご専門で、浸水シミュレーションなどのご研究やコンサルティング業務に携わられているほか、「川の博士」として市民向けの防災教育を展開されています。

防災ジオラマは段ボールの表面に地形図を印刷した特製のもので、段ボール1枚が標高5m分。標高順に重ねてスプレーのりで仮止めしていきます。当初は多摩川に近い部分をやる予定でしたが、みんなで協力して早くできたので、世田谷全域を組み立てることができました。完成後はジオラマを囲んで、都市型水害についてのレクチャーをしていただきました。

3Dにすると多摩川が削った元の地形が一目瞭然で、浸水リスクを考える上で大変良いツールだと思いました。後期に二子玉川の避難を考えるプロジェクトをやっているので、そのヒントもご提供いただきました。

谷岡様、またお手伝いにお越しいただいた稲垣様、どうもありがとうございました!

型枠から切り出して重ねて行きます
完成したジオラマは壮観です
都市型水害に関するレクチャー